2011年11月7日月曜日

Google Developer Day 2011のこと


Google Developer Day2011が去る11月1日にパシフィコ横浜にて開催。今年も非常に多くの方々に参加してもらいました。もちろん主催はGoogleで、ぼくらはお手伝いしたに過ぎないのですが、ほんとに多くの方々にご協力していただいて何事も無く無事に、盛況のうちに終えることができて嬉しかったです。

今回はOpen Call展示やBar Android、震災復興関連の展示など、新たな試みもあり、それぞれとても評判が良かったわけですが、開催日の少し前にICS(Android 4.0)の発表もあり、GoogleからICSに関しての説明という意味では、初披露を除けば大きな会場ではこれが初だったという事もあります。

honeycomb(Android 3)で加わったいくつかの機能、とりわけFragmentやActionBarなどは、重要な機能としてICSにも引き継がれ、今後はタブレットのみならずGoogleTVなど大画面の端末を意識する上では欠かせない要素となるわけです。以前の仕組み(FragmentでいうとActivityなど)を前提としてさらに進化したものを利用する、といった流れがここ最近は多いわけで、後からAndroidに踏み入れる人たちは一気に覚えることが増えていくから大変なのではないかなあ、などと要らぬ世話を考えたりしますが、一方で「今までの考え方(仕組み)」を意識せずに今の仕組みからスタートできる方が楽なのかもしれない、とも思ったりします。

というのも、それこそまだAndroid SDKが出始めた当初に精力的にAndroidハックに取り組んでいたけど、どうもすぐにはお金にならなそうだ、と一旦他のことをやっていた人などに会ったりすると、情報が古いまま(初期の頃の仕様で止まっている)であったりすることもたまにあるんですよね。
とはいえ、全体を把握し続けるというのはなかなか難しいことですが。

話はそれましたが、そんなAndroidも4.0です。日本でもそこいら中でAndroid端末をいじってる人を見かけます。ほんの2年程前でも、HT-03A使っている人を偶然見かけたりすると「げぇーっ!Sapphire!(HTC Magic/HT-03Aの開発コード)」などと心の中で叫びつつどんな風に使っているのか見たくてしょうがない、でも覗いたら変な人だ…!などとよく分からないテンションになったりもしたというのに。いまや、深夜アニメでもガラケーよりスマートフォン出てきますからね。



で、全然GDDの事書いてないわけですが。 当日は、来られた方はご存じの方も多いかもわかりませんが、ボク自身はちょっとした衣装を着てまして。要するに着ぐるみだったんですが。 ぶっちゃけ恥ずかしかったですよ。最初のうちは。わりとすぐ慣れました。
着ぐるみのまま司会もしました。Androidのセッション(なまず速報とARガイガーカウンターの紹介)はわりとそれなりに真面目にやりました。Igniteは勢いでやりました。

懇親会でよく聞かれたのですが、全部アドリブです。 いやー、近くにたまたまえーじさん(@agektmr)がいてよかった。

変遷として興味深いのは、自分が受け持った内容だけ見てもAndroidにおいて広がりが出てきているということが見て取れるところです。
2つ前のGDDでボクは主にAndroidにおけるアプリ間でのデータの受け渡し方法を話しました。Intent、Preferences、ContentProvider、サーバー/クライアント通信。
1つ前は、APIの説明ではなく、より具体的に人気のあるAndroidアプリの作者(江川さんと山下さん)にどうアプリを作ったか、というお話をしてもらいました。ImoniもFxCameraも、基本的にはクライアントの実装が大きな部分を締めます。
そして今回はなまず速報とARガイガーカウンター(市橋さん、佐々木さん)。 なまず速報は、速報性が重要であるため、サーバー側の実装、とりわけレスポンス性能(プッシュ配信の速度)がキモです。そして、コネクションを維持するため、端末のバッテリとの試行錯誤も必須。ARガイガーカウンターは、ADKを利用してAndroid端末外部に計測器を繋げます。
こういった形で、API→クライアント→クラウド及び外部機器という形でトピックが変わってきているわけです。一口にAndroidといってもこのように切り口が多様にありますが、開発者が興味を示す部分も移り変わりがあるし、それだけの広がりを許容できるようにAndroid自身も進化してきた、とも言えるでしょう。
(しかし次何やれば良いんでしょうね。)

今後も、PSS(PlayStation Suite)であったり、あるいはGoogleTV、Walkmanなどに搭載されていったりなど、話題には事欠かない様相です。アプリ製作においては各端末に対応させるためのノウハウの蓄積が分水嶺になりそうな予感はありますが、単純に広がりを考えるだけでもちょっとしたSFの世界が近いところまできているような、そんな高揚感を覚えるのはきっとボクだけではないはず、なんて思ってます。

それはともかく、GDD運営スタッフの皆さん、登壇された方々、会場に足を運んでいただいた皆さん、サテライトやYouTubeからご覧になった皆さん、おつかれさまでした。

一週間経つ前に書けて良かった…!